「嘘つきは人間のはじまり」真梨幸子著│生きるための嘘をつく人たちを描いた短編集

公開日: 更新日:

「嘘つきは人間のはじまり」真梨幸子著

 老舗出版社に勤める晴斗は、知人の矢沢から中古のマンション購入をもちかけられた。キャンセルになった未入居物件で、1億3000万円のタワマンを1億円にするという。恋人のユカとペアローンにすれば支払いは可能だと。

 ユカに話すと乗り気で、結婚式もやらなくていいというので、さっそく婚姻届を出して結婚した。マンションの手付金の500万円はユカが職場の近くから振り込んだ。

 後日、晴斗はタワマンの話が嘘だったことを知る。ユカは500万円は結婚するための手付金だと思えばいいと言うが、実は別人の手に渡っていた。(表題作)

 生きるために嘘をつく人たちを描いた短編8編。

(光文社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA構想外の藤浪晋太郎を拾いそうな「意外な2球団」 “瀕死の剛腕”にはこれだけの魅力

  2. 2

    水前寺清子(4)気をつけていることといったら、「自分の心と違うことは言わない」ぐらいかな

  3. 3

    伊原陵人の女性トラブル報道と関係が? 阪神の若手有望株を巡る“不可解な塩漬け”

  4. 4

    DeNA藤浪晋太郎はたった1勝なのになぜ? 年俸「5000万→8000万円」大幅増のタネ明かし

  5. 5

    トランプ大統領がハシゴ外し! 高市首相“押しかけ外交”の赤っ恥…「中国は大戦時の同盟国」発言で面目丸潰れ

  1. 6

    藤島ジュリー景子氏「復権の宴」と、「死ぬほど悔しい」と今もむせび泣くジャニー喜多川氏性加害被害者の肉声

  2. 7

    『ペイパーバック・ライター』60年前の日本との実力差を感じる凝った機材セッティング

  3. 8

    錦野旦さん(1)勝新太郎さんに言われた「まねぶ」、ゴルフでもそれが大事だと思っています

  4. 9

    デカすぎた“ゾンビたばこショック”の余波…広島は左右エース&4番がそろってFA流出危機

  5. 10

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ