「嘘つきは人間のはじまり」真梨幸子著│生きるための嘘をつく人たちを描いた短編集
「嘘つきは人間のはじまり」真梨幸子著
老舗出版社に勤める晴斗は、知人の矢沢から中古のマンション購入をもちかけられた。キャンセルになった未入居物件で、1億3000万円のタワマンを1億円にするという。恋人のユカとペアローンにすれば支払いは可能だと。
ユカに話すと乗り気で、結婚式もやらなくていいというので、さっそく婚姻届を出して結婚した。マンションの手付金の500万円はユカが職場の近くから振り込んだ。
後日、晴斗はタワマンの話が嘘だったことを知る。ユカは500万円は結婚するための手付金だと思えばいいと言うが、実は別人の手に渡っていた。(表題作)
生きるために嘘をつく人たちを描いた短編8編。
(光文社 1980円)


















