“芸能界の荒波”とは無縁のタモリは「職業:タモリ」と言える存在だ
そんな荒波を横目に穏やかな海をひとり、泳いでいるかのように見えるのが、タレントのタモリだ。
80歳の今も司会を務めるレギュラー番組は「ミュージックステーション」(Mステ=テレビ朝日系)と「ブラタモリ」(NHK)の2本の他に「知的探求フロンティア」(同)など複数の不定期番組にも出演。いずれも安定感のある司会ぶりは昔も今も変わらず、タモリ節は健在。
「明石家さんまや笑福亭鶴瓶のような芸人の司会は“俺が主役”と前面に出がち。タモリは番組がメインで自身は黒子に徹している」(テレビ関係者)
今年4月、ユーチューバーのヒカルが「タモリは面白くない」と発言。物議をかもしたが、タモリを芸人枠で比べれば面白くないが、タモリは芸人ではない。師匠もいなければ、お笑い専門学校に通ったわけでもない。自ら作り出した素人芸を見た漫画家・赤塚不二夫らが担ぎ出し30歳でデビューした。4カ国語麻雀などの密室芸は唯一無二と言われたが、「キワモノ」扱いで当初、深夜番組でしか需要はなかった。
1982年、フジテレビの横沢彪の好アシストで「笑っていいとも!」の司会に抜擢。夜から昼の顔になった。二枚目俳優が一転、悪役に転じて受けるように昼タモリも人気になった。


















