著者のコラム一覧
佐藤大介共同通信編集委員・論説委員

1972年、北海道生まれ。明治学院大学法学部卒業後、毎日新聞社を経て2002年に共同通信社入社。韓国・延世大学に1年間の社命留学後、ソウル特派員。経済部やニューデリー特派員などを経て、21年5月から現職。「韓国・国家情報院」「中高生から考える死刑制度」「13億人のトイレ」など著書多数。

(10)妻となる千恵子に背中を押され、上京を決意

公開日: 更新日:
妻・千恵子と墓参り(撮影)佐藤大介

 1969年3月、坂田明は広島大学水畜産学部を卒業した。入学から6年が過ぎていた。卒業後、坂田はアルトサックスを手に上京し、プロを目指す。だが、そうした決意は、卒業の直前まで固まっていなかった。プロになりたいという気持ちもあやふやだった。

「俺の場合、行き場がなくなって仕方… 

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