著者のコラム一覧
坂田冬彦

1962年生まれ、神奈川県出身。役所勤めの後、憧れだった路線バス運転手に。60歳で定年退職。現在大型ショッピングセンターの施設警備員として奮闘中。

(3)ある高齢女性の迷惑行為にウンザリ

公開日: 更新日:

「大変、平面駐車場に駐車しているクルマにぶつけて逃げようとしているクルマがいる、早くきて」。平日のお昼過ぎ私が待機する防災センターに一本の電話が入ってきた。

 急いで平面駐車場に向かった。駐車場西側の出口の近くで、通報されたと思われるクルマを見つけた。あちこちボコボコにくぼんだ白いワンボックスカーだ。右折しようとして一時停止している。「これだな」と確信し、そのクルマに走り寄り、止めるように大声を出した。逃げられないように出口に立ちはだかった。すると、クルマはバックして止まった。クルマに駆け寄って、運転席をのぞいてみると、80歳代とおぼしきおばあさんがハンドルを握っているではないか。

 ほどなく、運転席の窓が開く。窓が開いた瞬間、強烈な悪臭が私の鼻をついた。生ゴミ、それもものすごい臭いである。車内を確認すると後席や荷室、そして助手席まで、膨大な量のゴミで埋め尽くされている。その惨状を目の当たりにして「なんじゃこりゃぁ」と私はしばし絶句した。あまりの悪臭に「とりあえずエンジンを切って降りて」と言うのがやっとであった。とにかく尋常ではない悪臭だ。鼻はもちろんだが、目にも耐えられないほどの刺激を放っているように感じる。

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