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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

MLBデッドライントレードで起きる“珍事” 主力を放出したのになぜか勝ちだす球団がある

公開日: 更新日:

 MLBではトレードデッドライン(今年は8月3日)になると、ポストシーズン(PS)進出を目指す上位球団が、白旗を揚げた下位球団から主力選手を獲得。その見返りとして2~3年後、レギュラーに成長しそうな有望株を獲得するというパターンでトレードラッシュが起きる。

 このデッドライントレードの面白いところは下位球団が、その後、奮起して勝ち基調に転じ、PS進出を果たすケースがあることだ。

 その典型的なケースが2024年のタイガースだ。この年、タイガースはトレード期限の7月30日時点で52勝57敗だったため、無能なハリス編成本部長はPS進出を諦めて準エース級のフラハティをドジャースに放出し、見返りにマイナーの有望株2人を受け取った。

 しかし、白旗を揚げたはずのタイガースは、ヒンチ監督が若いリリーフ投手たちをその気にさせて接戦を次々とものにした。8月に17勝11敗で勝ち越すと、9月はルーキーの変則左腕ハーターがバルクリリーバー(先発投手が1~2イニング投げた後に登板し4~6イニング投げる投手)として活躍。5連勝するなど17勝8敗と大勝ちして貯金を10に伸ばし、PS進出を果たした。

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