婿の藤十郎の突然の死…夫の横死に向き合う武家の長女を描く時代小説 「飛燕」あさのあつこ著
「飛燕」あさのあつこ著
高蔵家は小舞藩で代々、納戸頭を務めてきたが、娘3人しかいないので長女の徳子に婿を取った。ところが、婿の藤十郎が突然、死んだ。遊女と相対死したと伝えられたが、徳子には信じられない。以前からなじみの女で、2人の間には子どももいるという。
ある日、大店の紀野屋に嫁いだ妹のあぐりが、夫、丈衛門の様子がおかしいと悩んでいた。あぐりには藤十郎の死と関わりがあるようにみえ、藤十郎は女でなく、男に殺されたのではないかと言いだした。藤十郎が殺された後、出入りの仲買人が丈衛門と話し込んでいたが、その中で藤十郎が罠にはまったと言うのが聞こえたと。
夫の横死に向き合う武家の妻を描く時代小説。 (朝日新聞出版 2090円)



















