「グルコサミン」が関節炎を抑える…日本のチームが仕組みを解明
グルコサミンのサプリを関節痛のために飲んでいる人も多いのでは? 日本どうぶつ先進医療研究所の杉谷博士所長、理化学研究所粘膜免疫研究チームの中野令研究員、日本大学生物資源科学部獣医薬理学研究室の岡田純一大学院生らのチームが、猫の関節細胞を使った研究で、グルコサミンが関節の炎症を抑える仕組みの一部を初めて解明した(Okada J et al.,NPJ Metab Health Dis.2026;4:24.)。実験は猫だが、人間の細胞でも同じ効果が確認されている。話を聞いた。
関節リウマチは、関節を包む組織に炎症が起きる病気だ。主犯格が、炎症物質プロスタグランジンE2で、その生成を止める働きがグルコサミンにあることがわかっていた。しかし、どういう仕組みで効いているのかは、長年わかっていなかった。
「グルコサミンはアミノ糖に分類される生理活性物質で、大きく分けて、体内でブドウ糖から作られるタイプと、エビやカニなど甲殻類の殻に含まれる成分から抽出・精製されたタイプがあります。サプリメントなどに広く使われているのは、後者になります。私たちはまず、猫の関節から採取した滑膜細胞を使い、各種グルコサミンの抗炎症作用を比較しました」(杉谷所長)


















