著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

みなみかわは“女性恐怖症”から当時男子校の私立浪速高校に進みアメフトに没頭

公開日: 更新日:

「かつて“企画成立屋”といえば勝俣州和(61)だったが、今はみなみかわ(43)。呼んでおけば何とかしてくれる」

 こう話すのは制作会社のディレクター。バラエティーを担当するテレビ局スタッフの間で重宝がられているのが芸人のみなみかわ。どんなテーマでも番組を面白くしてくれるというのだ。

「一昨年5月、所属していた松竹芸能を退所。使いにくくなるどころか、むしろ引っ張りダコに。腐り芸にますます磨きがかかった」と評価は右肩上がり。腐り芸人らしく不満を口にしながらも、その言葉は計算されたもの。「他者への配慮が行き届いているので、安心して使える」とディレクターは話す。

 大阪府堺市で生まれ育ったみなみかわ。小中は地元の公立校。つけられたアダ名は「大根」。顔が白く細長かったからだ。マンガとお笑いが好きなごく普通の少年だった。だが、中3の秋、みなみかわを暗黒に突き落とす出来事が起こる。

 学校の前の文房具店でマンガを立ち読みしている時だった。そこの店はいつも最新のマンガ誌を置いていた。通りかかった女子生徒から「はよ部活、行き」と言われると、瞬間的に「ナマズは黙っとけ」と返していた。その女子にナマズというアダ名があったわけではない。隣で一緒に立ち読みしていた男子生徒は「こいつ、なんていうことを言うんだ」と呆れた顔をしていた。翌日から女子生徒は誰も口をきいてくれなくなった。みなみかわの暴言はクラス中の女子に知れ渡り、卒業するまで無視され続けた。

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