スマイリーキクチ ネットで繰り返されたいわれなき誹謗中傷

公開日: 更新日:

<2000年6月>

 にこやかな笑顔と穏やかな口調で毒舌を吐く独特のスタイルが人気のお笑い芸人スマイリーキクチ。しかし、「歌うボキャブラ天国」(フジテレビ)にレギュラー出演していた99年夏ごろから「ある殺人事件に関係している」という穏やかでない噂がネットに流れ始める。

 問題の事件は88年末に発生した女子高生コンクリート詰め殺人事件。足立区の少年グループが帰宅途中の女子高生を拉致し、40日間にわたって暴行を繰り返し殺害。遺体をドラム缶にコンクリート詰めにして遺棄した凄惨な事件だ。むろん、キクチは事件とはまったく無関係だったが、足立区出身の同年代というだけで、犯人グループの一味とネット掲示板に書き込まれた。

 キクチを非難する書き込みは1000件を超えたが、書かれた内容には明らかな誤りも多く、一緒に書かれた住所はデタラメで、当時逮捕された少年7人にはキクチは含まれていなかった。

 おかしな情報が流れた原因として「キクチがこの事件をネタにしたことが『非常識だ』と反感を買った」「事務所がキクチを『元不良』として売り出した」という声も聞かれたが、これらも事実と異なる単なる噂。事務所側は不良で売り出したこと、事件をネタにしたことを否定した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃