北大路欣也 父・右太衛門の老人ホーム入居騒動

公開日: 更新日:

 これに対し、北大路はテレビで「父は“施設の方々におまえからお礼を言ってくれ。本当によくしてもらっていて感謝しているんだ”と言うんです」と振り返り、施設入所が納得の上だったと語った。

 老人保健施設の担当者は「最初のうちこそ、無口でしたが、次第に外出されるようになりホームでは人気者でした。“帰りたい”とは一度もおっしゃったことはありません」とコメントし、“姥捨て”説を否定した。
 亡くなる前の最後の5日間は北大路夫人が寝ずの看病をしたとも証言した。

 兄弟間の主張が真っ向から食い違う中、12月14日に「お別れ会」が開かれた。
 夫妻は遺影の横で参列者に頭を下げていたが、親族はこの2人だけで、兄夫婦、姉夫婦の姿はなかった。

 翌年3月3日、対抗する形で今度は親族が主催する「市川右太衛門を偲ぶ会」が開かれたが、こちらは北大路夫妻が現れず、参加者の間からは北大路を批判するささやきも。あまりに激しい兄弟間の骨肉の争い。原因として宗教問題を挙げる声も聞かれた。

 01年暮れ、右太衛門と同時に入所していた母が亡くなった。それまでコメントを避けていた北大路だが、“亡き父・市川右太衛門を介護施設に入所させた本当の理由”と題する女性誌の記事で真相を語った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」