本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

AV出演をその気にさせる 野田を震撼させた悪魔の応酬話法

公開日: 更新日:

 卑弥呼はスカウトされたときは、まだ女子高生だった。

 村西とおるは卑弥呼が高校卒業するまで待った。

 卒業した春、さっそく口説きにかかる。

 卑弥呼は、人間が考え得る最高のプロポーションを授かりこの世に生まれた女だった。

 サイズをごまかすのが当たり前の業界で、卑弥呼の身長166センチ、B88・W58・H85という数字は偽りがなかった。視線をくぎ付けにさせる長い脚。触れたくなる長い黒髪。張りのある乳房。普通これだけ美の要素がそろうと、お高くとまった女を連想するが、卑弥呼はどんな男のつまらないギャグでも、コロコロとよく笑ってくれる。

 卑弥呼と一度でも接した男なら、誰もが骨抜きにされてしまうのだ。

 ノンフィクション作家・足立倫行がAV業界を長期間にわたって取材した作品「アダルトな人びと」の中で、卑弥呼をこう描写している。

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