島根・三瓶温泉 コーヒー牛乳のような茶色い湯の底には…
温泉には透明な湯と、にごり湯があります。透明といっても少し色みがかったものや、湯の花という温泉成分の析出物が浮遊するものもありますので厳密にこの2種類だけではありません。でも大きく分けるとこんな感じです。
混浴の場合、にごり湯のほうが圧倒的に入りやすいですね。それはもちろん目隠し効果があるから。首までつかってしまえば、よっぽど近づいて目を凝らさない限り大丈夫な所もあります。父も目の置き場に困らなくていいと言います。
にごり湯にもいろいろなタイプがあります。一番多いのは白いにごり湯です。秋田・乳頭温泉郷「鶴の湯」の露天風呂が有名ですね。青白いのは栃木・奥鬼怒温泉の「加仁湯」。阿蘇の地獄温泉「すずめの湯」は灰色です。
茶色のにごり湯もけっこうあります。有名なのはモール泉で、北海道の十勝川温泉や東京・大田区の温泉銭湯が代表例。鉄が酸化して茶色くなっているのは青森県の不老ふ死温泉です。