大地震が発生したら…命を守るために最低限何を準備すべき? 被災から3日間を生き延びる防災バックの中身
その非常持出袋は「命」を守れるか? 防災リュック作成と見直しのポイント
自宅の防災バッグにいざという時に使えるものが入っているのか、この機会に見直したい。大地震の発生後、外出先や土地勘のない地方にいたら……救助を待つために、命を守るために必要なものはなにか。また被災直後は物資が行きわたらないことがあるが、「3日間」は生き延びる備えをすべきだという。備え・防災アドバイザーでソナエルワークス代表の高荷智也氏に教えてもらった。
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防災セットへ入れるべきアイテムは「命を守る道具」と「生活をする道具」に分けられます。具体的には、「この道具があることで、死ぬ確率を下げられるか」、「屋根と床しかない場所で、3日間生活できるか」、という2つの考え方が重要です。
■命を守る「4つ」の防災グッズ
命を守る道具として重要なのが「LEDライト・雨具・ホイッスル・モバイルバッテリー」の4点です。突発的な停電で明かりを失った場合、暗闇で迂闊に行動すると死ぬ恐れがあるため、ライトは最重要アイテムです。さらに屋外で雨や雪に降られた後、身体を乾かすことができないと気温によっては凍死する恐れがあります。