将棋と囲碁 プロ棋士の収入はいくらなのか?
今年2月に羽生善治竜王(47)と井山裕太七冠(28)が国民栄誉賞を同時に受賞したことから、メディアの企画で将棋界と囲碁界がよく比較される。
4月下旬にフジテレビ系列で放送された「さまぁ~ずの神ギ問」という番組では、「将棋のプロってすごく儲かるらしいけど、囲碁のプロはどうなの?」というテーマが取り上げられた。
写真は、私こと田丸昇九段(左・68)と囲碁棋士の白石勇一七段(34)が、将棋盤と囲碁盤を挟んで対座している番組の一場面。主な収入源の「賞金」「対局料」「基本給」を、対局に模して比較する演出である。
第1局は、最高の賞金額。私が「将棋界では竜王戦の4320万円」と語ると、白石七段は「囲碁界では棋聖戦の4500万円」と応じ、「囲碁の世界大会では賞金5000万円の棋戦もあります」と付け加えた。