スーツ時代の終焉か…三井住友銀行「服装自由化」の行方
三井住友銀行が内勤中心の本店行員に限り、一年中、自由な服装で出勤できることを規定したことがニュースで報じられた。おそらく他の都市銀行、続いて大手企業も追随するだろう。となると、いよいよもって、ビジネススタイル=スーツの時代は終焉を迎えるのかもしれない。
すでにITやベンチャーなど若い企業では、社長以下、カジュアルスタイルは珍しくない。
若い社員が新しい発想の事業構想を推し進め、気心知れた仲間たちと自由闊達な意見を交わす場に「お堅い正装」は不要ともいえる。もちろんクライアント先へ赴くときや来客時などは、ジャケットスタイル、仕事のミスを謝罪しに行く場合は、スーツにネクタイというように、TPOに合わせて服装を着分けているはずだ。
しかし、旧態依然とした金融業界で、「カジュアル出社」は、どこまで浸透するのか。服に気を使う若い行員はともかく、昭和、バブル時代を知る上司たちは、おそらく頑張ってもゴルフウエアだろう。