池田保行
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池田保行ファッションエディター&ライター

メンズファッション誌を中心に、ビジネススーツなどメンズスタイルについて執筆するファッションエディター&ライター。

“正装”はポケットなし ワイシャツ1枚で印象は変えられる

公開日: 更新日:

 ワイシャツ1枚のシンプルなノータイビジネスマンでも、どこかドレス感を漂わせる人と、カジュアルな雰囲気の人がいる。立ち居振る舞いではなく、服装からそう感じるのは、ワイシャツのデザインが影響しているからだ。ひとつはポケットの有無だ。昼休みの外出時などIDカードをしまうのに便利なポケットも、あるとないとでは印象が変わる。ポケット付きワイシャツは確かに便利だが、どことなく“働く男”感が否めない。

 対して、ポケットなしのワイシャツは正装としてのドレス感があり、どことなく品格と礼節のための服装に見える。フォーマル用のシャツにポケットがないことがその証しだ。普段の営業などではともかく、大切な顧客を迎える席や、礼節と品格を重んじる場に参じるならば、ポケット付きワイシャツは遠慮したほうが礼節をわきまえている印象を演出できる。

 もうひとつは「前立て」の有無だ。ボタンホールが縦に並んでいる箇所のことを「前立て(プラケット)」と呼ぶ。ここを表側に帯状に折り返しているものを「表前立て」といい、裏側に折り返して帯をつくらないものを「裏前立て」と呼ぶ。これは単に仕立て方の違いなのだが、フォーマル用のシャツは「裏前立て」になっているものが多く、場合によってはボタンホールを覆い隠すように作られていて、着用したときにボタンが見えない「比翼仕立て」と呼ばれる仕様もある。このため、「表前立て」は「裏前立て」に比べて一段カジュアルな印象があり加えてボタンが主張するシャツはカジュアルシャツの領域となる。

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