北九州市で男女7人“結核クラスター”発生 大都市は高罹患率

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 怖いのは新型コロナだけではない――。福岡県北九州市で男女7人が、結核に集団感染していたことが分かった。同市が14日、発表した。

 昨年12月、市内の80代男性が肺結核で死亡。市は男性と接触した32人の血液検査を実施した。その結果、男性の家族3人(80代女性と50代女性2人)が発病し、男性が通っていた高齢者施設の利用者(70代男性)と、職員2人(70代男性と40代女性)の計3人の感染が判明した。

 通常、結核は感染しても、免疫力で結核菌の増殖を抑え込めるケースが多く、発病するのは約5~10%、10人に1~2人程度といわれるが、北九州市の場合、感染者6人のうち3人が発病し、そのうち2人はまだ50代だった。

 同市保健衛生課の担当者がこう説明する。

「子供の頃、結核に感染した人が大人になって免疫力が落ち、発症するケースが多く、そのほとんどが高齢者です。亡くなった患者さんは排菌量が多く、量の目安であるガフキーが1~10号のうち9号でした。それで50代でも発病したのかもしれません」

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