著者のコラム一覧
松井守男画家

1942年、豊橋生まれ。武蔵野美術大学を卒業と同時にフランスに渡る。パリを拠点に制作活動を始め、アカデミー・ジュリアンやパリ国立美術学校に学び、またピカソと過ごす時間の中で大きな影響を受ける。2000年にフランス政府から芸術文化勲章、03年には最も栄誉ある勲章レジオンドヌールを受章。著書に「夕日が青く見えた日」(フローラル出版)がある。

電気を拝借していたことがバレた! フランス人大家が放った一言は…

公開日: 更新日:
松井守男(C)日刊ゲンダイ

「この連載もそろそろ佳境を迎えつつある。今回は、フランスという国のアートに対する寛容さを、いま一度伝えたい」

 こう口にすると、松井氏は顔をほころばせ、自身の若かりし頃を振り返りながら説明する。

「20代後半、ピカソと出会った私はそれなりに画家として収入はあったものの… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,057文字/全文1,198文字)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし