「空き缶」争奪バトルが勃発! アルミ価格が1年で2倍に高騰…収集に一般人まで参入
ロシアによるウクライナ侵攻で、原油をはじめ資源価格が高騰。ビール缶などの原材料であるアルミ価格も値上がりする中、勝手に空き缶が持ち去られるケースが増えているという。
現在、アルミの空き缶の買い取り価格は1キロ当たり220~240円ほど。
「1年前に比べて2倍近く上がっています」(金属リサイクル業者)
路上で生活するホームレスの人たちが生活の糧にしていることが多かった空き缶収集だが、この値上がりによって増えているのが、「一般人」の参入だという。
早朝になると自販機のある住宅街などでよく耳にする〈ガラガラガラ〉〈バリ、バリバリ〉という集めた空き缶を潰す音。
東京23区で路上生活者が最も多く暮らす新宿区でも、空き缶収集の際に出る騒音への苦情が寄せられているが……。
「近ごろ空き缶を勝手に集めているケースが増えていますが、ほとんどはホームレスではない人たちによるものだと分かっています」(新宿区生活福祉課)