丸川珠代氏13年前“愚か者Tシャツ”で悪ノリの全貌…ブーメランに「党が反省」と責任転嫁
実に13年もかかっての大ブーメランだ。31日の衆院予算委員会で立憲民主党の長妻昭政調会長は旧民主党政権で所得制限のない「子ども手当」を導入した当時を振り返り、こう指摘した。
「自民党の女性議員が『愚か者めが、くだらん選択をしたバカ者どもを絶対に許しません』とヤジを飛ばした。10年たって自民党が変わったというが、反省と総括がなければ信じられない」
今頃になって自民党から児童手当の所得制限撤廃を求める声が出ていることへの皮肉だ。岸田首相は「謙虚に受け止め、反省すべきは反省しなければならない」と答弁。長妻氏は名指しこそ避けたが、ヤジの張本人は丸川珠代元五輪相だ。
2010年3月、参院厚生労働委員会で子ども手当法案が強行採決された際、賛成した議員に「この愚か者めが!」と鬼の形相で叫ぶ様子は、メディアに大々的に取り上げられたものだ。
ヤジに目をつけたのが、当時は野党の自民党だ。党広報戦略局長だった平井卓也元デジタル相の発案で「この愚か者めが」Tシャツを発売。1着1500円(税込み)で「WS」から「XL」まで6サイズも展開し、党本部の売店のほか、オンラインサイト「自民ショップ」でも販売していた。