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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

地方衰退を加速するバラマキと企業の農業

公開日: 更新日:

 全国の空き家の数と割合が過去最高になったそうだ。総務省の調査によると、全国6063万戸のうち820万戸が使われていないとされる。空き家率は13・5%。一極集中が叫ばれる東京でも、10軒に1軒以上は、だれも住んでいないらしい。

 実家の寺がある広島県の山あいでも、数年前から… 

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