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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

アベノミクスでも増えない輸出

公開日: 更新日:

 4―6月期の実質GDP成長率が、年率換算で前期比6・8%減となった。1997年に消費税率を5%に引き上げた直後の4―6月期(3・5%減)を上回る大幅なマイナスだ。それでも甘利経財相は「景気は緩やかな回復が続いている」「増税後の落ち込みは反動減の範囲内」と強気のようで、7―9月期… 

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