靖国爆発で再認識 防ぎようのない“日本人によるテロ”の恐怖
新嘗祭が行われていた靖国神社で発生した23日の爆破事件。境内には七五三のため大勢の家族連れが訪れていた。パリのテロ事件後、警視庁はテロを警戒してきたが、あっさり警備の隙を突かれた格好だ。
警視庁の幹部は「警察官が無限にいるわけではなく、どうしても防ぎきれない部分がある」と弱音を漏らしている。すでに日本は「イスラム国」から、〈すべての日本国民が戦闘員の標的になった〉と宣告されている。はたして日本でのテロを防げるのか。
警察関係者は「日本人によるテロ」を警戒しているという。
「海外から日本に入ってくるテロリストは、入管で食い止めることが可能です。怖いのは、すでに国内に居住しているイスラム過激派と、ネットを通じてイスラム過激派の思想に共鳴してしまう日本人によるテロです。イスラム国に参加しようとした北大生もいた。過去には多くの日本人がオウム真理教を信奉している。日本人にやられたら防ぎようがありません」
テロが行われるとしたら、靖国神社の「爆破事件」のように公衆トイレが狙われる可能性が高いという。軍事ジャーナリストの神浦元彰氏がこう言う。