元大使・天木直人氏「中東の不条理は武力では解決できない」

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パレスチナ問題でスンニ派結束の可能性

 過激派組織「イスラム国(IS)」がパリで起こした同時テロに世界中が震撼している。だが、このモンスターは12年前に米国が始めたイラク戦争の結果、台頭したことは、もはやブレア英首相ですら否定できない事実。結局、米国が主導する「テロとの戦い」は、その解決策を誤ったのではないか。当時、小泉首相に「米国のイラク攻撃を支持してはいけない」と進言し、外務省を解雇されたのがこの人、元レバノン特命全権大使の天木直人氏だ。反骨の元外交官は、今回の惨劇と混沌をどう見ているのか。

――パリの事件を受け、G20が対テロ戦争で「連帯」を表明し、米仏はISへの空爆強化を表明しました。

 世界の安全のために、有志連合が言うような武力攻撃でテロを封じ込めることができるのならそれでいい。しかし現実には無理なのです。特に、ISを封じ込めることはできない。それはもう誰もが認めざるを得ません。暴力と弾圧が繰り返される悪の連鎖の典型に陥っています。

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