高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

熊本のためにも政治資金のムダを改めよ

公開日: 更新日:

 先週金曜から1週間、開いた口がふさがらない。おびただしい数の政治資金の私的流用がバレた舛添要一都知事の釈明会見のことだ。愚にもつかない言い逃れにもあきれたが、カネの使い道もあまりにもバカげている。

 自宅近くの天ぷら屋や別荘近くの回転ずし店で舌鼓を打ち、ネットオークションを通じて趣味の美術品を収集する。正月休みには2年続けて夫人と子供と一緒にレジャーホテルに出かけ、「♪ゆったり、たっぷり、の~んびり」と温泉につかってくつろいでいた。

 舛添知事の政治団体の収入の大半は税金がもとの政党交付金で賄われている。だから、政治資金の私的流用はいくらみみっちい使い道であっても公金横領に該当する。こんな道理は東大法学部卒の秀才知事には“釈迦に説法”のはずなのに、本人はバレなきゃオッケーの感覚で平気の平左。バレたらバレたでヘリクツだらけの言い訳に終始して平謝り。本当にあきれてしまう。

 正月旅行で家族団らんの最中に事務所関係者らが来訪し、会議を行っただと? 百歩譲って関係者が来たにしても、年頭の杯を交わした程度だろう。美術品の収集も「海外交流のツール」とは笑わせる。外国の人々に額装した書画を手渡すことが、そもそも都知事の仕事と言えるのか。まず東京と都民を第一に考えるべきで、「海外交流」なんて方便に過ぎない。

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