著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(100)田中隆吉は「昭和陸軍の裏切り者」なのか 敗戦わずか1カ月後の「正論」

公開日: 更新日:
3ヶ月で総辞職した第3次近衛内閣。後継は東條英機陸相(3列目左から2番目)に(C)共同通信社

 東京裁判で検事側証人に立った田中隆吉(軍人、元陸軍省兵務局長)は、実にさまざまな局面について証言をしている。それだけ組織内の人物たちと、密度の濃い交わりを続けていたということだろう。従ってその証言や、当時上梓された書籍の内容などは、相応の信憑性を持っていたことになる。本シリーズ… 

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