10代に「初体験」呼びかける 和歌山で“意味深”な選挙啓発
「初体験は、18の夏がいい。」――。こんなコピーを盛り込んだ和歌山県のポスターが注目を集めている。エッチ体験を助長しているわけではない。10代の新選挙民に参院選の投票を呼びかけているのだ。
このプロジェクトを手がけたのは今年4月に発足した市民グループ「和歌山リア10プロジェクト」。ポスターとはいえ印刷物ではなく、HPに掲載された画像がダウンロード・拡散されることで投票への啓発になることを狙ったものだ。
代表者の小幡和輝氏(21)は和歌山大3年生。30代のプロのコピーライター2人に37本のコピーを書いてもらい、女性デザイナーにデザインを依頼した。「みかんの収穫量に続いて、10代投票率も日本一にしよう。」「7月10日に、大人の階段をのぼろう。」といったノーマルなものから「10代のうちに初体験しよう。」「選挙童貞を卒業しよう。」などドキッとするコピーまで全37種類だ。小幡氏が言う。