高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

自国が戦場になるのを阻止するのは指導者として当然だ 

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 日本経済新聞の論調がおかしくなっている。いや、今に始まったことではないと言われるかもしれないが、5月30日付朝刊のオピニオン欄の秋田浩之=同社コメンテーター(元論説委員)の主張にはいささか驚いた。

「米朝会談、延期が賢明だ」という大見出しで、最後のパラグラフの結論部分はこうだ。

「約25年の対米交渉の蓄積がある北朝鮮と渡り合うのは、一筋縄ではいかない。いまトランプ氏に必要なのは、北朝鮮に融和的な文大統領よりも、彼らへの疑念が強い安倍晋三首相の助言だ」

 よりによってトランプと金正恩という今の世界で一、二を争う気まぐれ独裁者が「核」という超危険物を挟んで駆け引きをしていて、何とかしてこの2人を建設的な交渉のテーブルに着かせようと、文在寅大統領も習近平主席も米国の中で正気の外交プロたちも苦心惨憺し、それを世界が息をのんで見つめているという時に、6.12を延期しろ、和平プロセスから文を外せ、安倍を入れろだと? 朝鮮半島で戦争が起きることを期待していると言っているのと同じではないか。

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