著者のコラム一覧
片岡健ノンフィクションライター

1971年、広島市生まれ。早稲田大学商学部卒業後、ノンフィクションのライターに。新旧様々な事件を取材し、新事実や冤罪を発見している。著作に『平成監獄面会記』、同書が漫画家・塚原洋一氏によりコミカライズされた『マンガ「獄中面会物語」』(共に笠倉出版社)、『もう一つの重罪 桶川ストーカー殺人事件「実行犯」告白手記』(リミアンドテッド)など。最新刊は2026年4月発行の『実録 死刑囚26人の素顔』(宝島SUGOI文庫)。

野村証券社員「放火強盗殺人未遂」 被告の父親の証言から垣間見えた素顔

公開日: 更新日:
被害夫婦宅の跡地(筆者提供)

 野村証券の社員が2024年7月、広島市で80代の顧客夫婦から合計2600万円を奪ったうえ、夫婦宅に放火して全焼させた事件は、金融業界の前代未聞の不祥事として大きく報道された。強盗殺人未遂などの罪に問われたその社員(事件後解雇)、梶原優星被告(30)の裁判員裁判が今月、広島地裁であった。

  ◇  ◇  ◇

「ギャンブル依存症だったと思います」

 16日の被告人質問で、梶原被告はそう振り返った。事件当時、ギャンブル性が高い取引「バイナリーオプション」に複数の顧客から金を借りてのめり込み、3280万円も負けていたという。 

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