高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

雨の降り方が一変…明治以来の土建国家の施策は破綻危機

公開日: 更新日:

 地元が集中豪雨の被害に遭った農林系の与党議員の表情が深刻だ。救援・復興のためにやるべきことが山ほどあるのは当然として、それだけでなく、もっと大局的なところから国土のあり方を考え直さなければならないのではないかと言うのである。どういうことか。

「ひとつには、雨の降り方が今までとは違ってきた。日本の雨は基本はシトシトで、ザーザーもあるが通り雨だったりする。もちろん台風が大荒れすることはあるけれども、そんなにしょっちゅう同じ所にくるわけではない。ところがこの頃は、記録的な大雨が1カ所に何日間も降り続ける。それ自体は気候変動の影響で、どうしようもないけれども、こうなると、今まで『まあ、こんな程度でいいだろう』ということでやってきた施策が全部、通用しなくなる」と彼は言う。その施策とは?

「例えば森林管理。人工林を放置して、どうにもならなくなると皆伐してはげ山のようにして、切った材もその辺に山積みにして放置するというような粗雑な森の管理が行われている。そういうところは山の力が衰え、この豪雨ではアッという間に大崩れを起こす」

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