高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

サッカー日本代表に重なる岸田政調会長の煮え切らない態度

公開日:

 サッカーW杯の1次リーグ最終戦での日本―ポーランド戦における西野朗監督の采配ぶりは、内外の世論を真っ二つに切り裂いてしまったが、私はどちらかというとあの選択には反対で、全力を挙げて勝ちにいき、それで負けたら仕方がないと割り切るべきだったという説である。というのも、日本が時間稼ぎをしている間に他方のコロンビア―セネガル戦でセネガルが得点してしまえば元も子もないわけで、こんな他人頼りの運任せでは、裏目に出た時に総括のしようもなくなってしまうからである。

 9月の自民党総裁選に向けての岸田文雄政調会長の煮え切らない態度も、これと似ていて、派内にはあくまで正面切って安倍3選阻止に立ち向かうべきだという主戦論と、いや、安倍3選に協力して3年後もしくは任期途中の「禅譲」に期待をかけるべきだという「戦わずして最後に笑う」路線とがあって、ちょうど半々ほどに分かれているという。が、それをわずかながら後者へと傾かせているのは、岸田派と同じ宏池会の流れをくむ麻生派の麻生太郎副総理だと、岸田派の中堅議員はこう言う。

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