【鳥取・島根】島根県知事選のしこり残すも…“野党共闘”失敗で青木が漁夫の利
鳥取・島根(改選数1)
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
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【鳥取・島根】
○○青木 一彦61 自現
村上泰二朗34 立新
福住 英行46 共新
黒瀬 信明37 N新
“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄の長男で現職の青木に、新人3人が挑む。青木は浸透不足の鳥取側では衆院鳥取1区選出の石破茂元地方創生相が積極的に応援に回る。
問題はお膝元の島根側。保守分裂を招いた2019年の島根県知事選を巡るしこりがまだ残るだけでなく衆院島根1区選出の細田博之衆院議長のセクハラ発言疑惑も影を落としているという。
もっとも、青木は“敵失”に助けられそうだ。16年に合区してから野党は統一候補を立ててきたが、今回は野党共闘がかなわなかった。