シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(15)戦友会には大本営戦史の「国営化」という役割があった

軍隊内部が平時の日常感覚と異なる原理で動いていたことは、兵士の話を聞いていくと実によくわかる。そして戦後になって軍隊内での自らの記憶や戦史の事実を、書として著すのもまた、序列があるように思われるのである。
私の見るところ、地位の高いものから順に、さらに軍人恩給の受給額の…
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