医療機関の倒産は過去最多ペース…「ある日突然、病院がなくなる」地域が急増する衝撃

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 ある日突然、自分が通っている地域の病院がなくなる--。いま全国の医療機関でこうした危機的状況が広がりつつある。

 帝国データバンクによると、2025年1~5月の医療機関(病院・診療所)の倒産は、病院(ベッド数20床以上)8件、診療所(同20床未満)10件。また、休廃業・解散した医療機関(同)は病院12件、診療所288件と倒産、休廃業・解散が過去最多ペースで進んでいる。同社の情報取材課・阿部成伸課長が説明する。

「24年の病院の倒産は6件でしたが、今年は1~5月で既に8件発生しています。07年の18件が過去最多でしたが今年はそれを上回る20件ペースでの倒産が予想されています。診療所は前年1年間で31件と過去最多で、今年は1~5月で10件ですが年間ペースにすると昨年並み、それ以上の件数が予想されます」

 倒産の大きな原因は販売不振、患者数が減ったことによる収入の減少だ。コロナ禍で通院を控える受診者が増えたが、コロナ禍後も施設に戻らない受診者が増えていることが一因。そして、物価上昇に伴う資材、医療設備・機器の高騰、人手不足による人件費の高騰といったコストの増加で収入減少をカバーできず採算悪化に追い込まれている施設が急増しているのだ。

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