プロ野球は「二軍」といえど自治体から引く手あまた…地域経済活性に加え、選手の住民税収入も

公開日: 更新日:

 日本ハムが7日、二軍本拠地の移転を正式表明した。千葉県鎌ケ谷市にある現在の二軍施設を北海道内に移し、2030年の開業を目指す。

 現時点での移転候補地とされる6自治体(札幌市、北広島市、恵庭市、江別市、千歳市、苫小牧市)とはすでに情報交換を行っており、今後も誘致に名乗りを上げる自治体が出てくれば、協議を進めていく方針だ。

「ファイターズの拠点ができることにより、地域がさらに活性化したり、子どもたちが夢を持ったり、恩返しができれば」(会見に出席した球団の栗山英樹CBO)

 プロ野球ではすでに、ヤクルトが27年に現在の埼玉県戸田市から茨城県守谷市へ二軍施設を移転することを決定。ロッテも30年シーズンまでに埼玉県さいたま市から千葉県君津市への二軍本拠地移転を発表している。

 二軍の移転ラッシュは施設の老朽化が原因のひとつで、日本ハムが97年から使用している鎌ケ谷スタジアムも問題視されるようになっていた。そこへもってきて、誘致に積極的な自治体が多いことが球団の背中を押しているのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  3. 3

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    福山雅治、石橋貴明…フジ飲み会問題で匿名有力者が暴かれる中、注目される「スイートルームの会」“タレントU氏”は誰だ?

  2. 7

    広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件

  3. 8

    桑田真澄が「KKドラフト」3日後に早大受験で上京→土壇場で“翻意”の裏側

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  5. 10

    「時代に挑んだ男」加納典明(38)同年代のライバル「篠山紀信と荒木経惟、どっちも俺は認めている」