著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【Forget about it!】「諦めろ! スゴイ!」実況アナウンサーがよく使うフレーズ

公開日: 更新日:

 大谷がホームランを打った際、実況アナウンサーがよく使うフレーズのひとつだ。ホームラン性のボールの行方を追いかけている時には、「going!going!(ボールが伸びている! 伸びている!)」と叫んだあとに、「gone!(入った!)」となるが、打った瞬間に明らかにそれとわかる場合に使われる。

「Forget about it!」は直訳すれば、「忘れろ!」「気にするな!」「もう諦めろ!」。これがスラングでは「スゴイ!」という意味になる。ニューヨークなど東海岸で使われることが多いようだ。

 余談だが、ニューヨークのブルックリンにはかつて、現在のロサンゼルス・ドジャースが本拠地をもち(1884~1957年)、人気を博した。現在のニューヨークはヤンキースとメッツのおひざ元。大谷とのMVP争いの結果が注目されているアーロン・ジャッジが「BRONX BOMBER(ブロンクスの爆撃機)」のニックネームで呼ばれるのは、本拠地のヤンキースタジアムがブロンクス区にあるからだ。

 話を戻して、日本では草野球でもなんでも、打たれた投手やミスをした選手に、「ドンマイ、ドンマイ!」と声をかけることが多い。ドンマイは「Do not mind!(気にするな!)」の省略形。それよりも「Forget about it!」と叫ぶ方が“cool(かっこいい)”かもしれない。

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