関根勤が何十年も通い続ける「とんかつ大宝」

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<食通をひきつけるのは変わらぬうまさ!>

 年代問わず好感度が高い関根勤(60)。還暦を迎えてもなお人気は衰えず、独特の切り口のトーク、マニアックなモノマネでお茶の間の笑いを誘っているが、もう何十年も通い続けている店があるという。目黒の「とんかつ大宝」だ。

 場所はJR目黒駅から徒歩5分ほど、昭和の雰囲気を今に残す権之助坂のアーケード沿い。数々の飲食店がしのぎを削り、入れ替わりも多いこのエリアにあって、40年近くも支持されている。

 長年のファンをひきつけてやまない最大の理由は“奇をてらわないオーソドックスなうまさ”に尽きるだろう。
「いつも変わらぬフツーの味! それがウチのトンカツなんです(笑い)」とカウンターの向こうで気さくに語るスタッフ。昔ながらの味を忠実に守っている職人の技に加えてどこか家庭的な居心地の良さも、常連をひきつけているようだ。

 1番人気は上質な国産豚をぜいたくに使ったボリューム満点の「特上ロースかつ」(単品1600円、定食1800円)。大盛りのキャベツを覆い隠すように、大きなロースカツがど~んと盛られた何とも豪快な一品だ。アツアツを頬張れば、粗めの衣はサクッ! フワッ! 豚肉はほどよく脂がのっており、食感はとろけるように軟らかい。脂身のほのかな甘味も絶妙で噛むほどに肉本来のうま味を実感! これなら、食通をとりこにするのも納得。

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