(1)荒木大輔、清原和博&桑田真澄、松井秀喜、松坂大輔
荒木大輔(1980年夏、81年春夏、82年春夏)
1980年夏の甲子園で1年生ながらエースとして決勝進出。愛甲猛を擁する横浜相手に敗れたものの、初戦から準決勝まで無失点に抑える活躍と爽やかなルックスで、「大ちゃんフィーバー」を巻き起こした。早実高に通学する学ラン姿の荒木を収めた貴重な一枚だ。
荒木はその後、本紙で当時を振り返っている。
「80年夏の初戦、北陽戦で6-0の完封勝ちをしてから日常生活が一変しました。宿舎に戻ると、ファンやマスコミがつめかけ、外出もできなくなった。それまでは甲子園駅まで歩いてお菓子を買いに行ってたんですけどね。僕が1年の時はプレッシャーを感じるというより、とにかく上級生についていって、サインどおりに投げてという感じでした。自分の中で割り切っていたところもあった。いくらマスコミが大騒ぎしても、これは言葉は悪いですが、お金をもらってやっているわけではないという感覚が凄くあった。失敗したからって何なの? っていう(笑)。そういう意味で大きな重圧を感じることはなかったですね」