石破おろしか、続投か…大役を一任された自民党総裁選選管委員長・逢沢一郎の皮算用

公開日: 更新日:

 自民党内の石破おろしの動きは、週明けから再び活発になるのだろうか。当面の関心事は、総裁選実施の可否判断、そしてやるとなればその実施の時期だ。そこでにわかに注目を集めるのが、総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長の存在である。

 今回のような総裁選の前倒しは前例がなく、地方組織の意思確認のやり方や総裁選の実施時期など、今後の段取りはすべてが逢沢委員長に一任されたからだ。

「(総裁選管として)議員の皆さん、党員に対して公正な選挙でなくてはならないので、きちんとした仕組みをつくり上げることが必要」

 逢沢委員長は8日、自民党両院議員総会後に記者団にこう語った。

 もっとも「公正な」といっても、すんなりとは受けとってもらえない。

 党内の反石破勢力からは、逢沢委員長が昨年9月の総裁選で1回目、決選投票ともに石破首相に一票を投じていることから、選挙の公正な運営を疑問視する声が聞こえてもくる。

 総裁選の前倒しは参院選の結果責任を問うものであれば、常識的には秋の臨時国会前にも石破退陣、新体制発足となるはずだが、「たとえば逢沢さんが、総裁選実施の地方組織の可否判断について党員投票で決めると言い出せば、丁寧だけれども、それは同時に石破延命に手を貸すことにもなる」と指摘するのは旧安倍派の中堅議員だ。極端な話、逢沢委員長のサジ加減で総裁選の先送りが可能になるわけだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  2. 2

    働かない高市首相がお盆休み満喫…4日間「終日公邸」おこもり、いよいよ剥がれる“鉄の女”のメッキ

  3. 3

    ラブホで愛人と休憩中にバスローブ姿でリモート報道対応 秋田県幹部職員のウソと大甘処分のワケ

  4. 4

    高市首相が改造人事で払わされる代償…消費減税めぐり麻生副総裁の「要望」を一蹴していた

  5. 5

    高市首相がノー天気「物価高対策」X投稿で“赤っ恥” GDP3期プラスでも個人消費「低迷」の深刻度

  1. 6

    消費税政局なんてありゃしない 誰も高市早苗を引きずり降ろせない歯がゆさと暗澹

  2. 7

    恐怖人事第2幕か…高市首相vs財務省「守護神・片山さつき」めぐってバチバチ

  3. 8

    公認内定取り消しで妻も自殺…高橋茉莉さん実父告発「玉木雄一郎の4つのウソ」──国民民主党代表選スタート

  4. 9

    「終戦の日」も本性ダダ漏れ…高市首相「反省なんかしない」から31年 筋金入りの開き直り史

  5. 10

    漫画家・小林よしのりさん「2600年以上の男系堅持は『カルト』」「この閉塞感を打破する『愛子天皇』への道しかない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道