ヤクルトが直面する“一本足打法”の限界…「Yakult1000」快進撃が一巡、一転苦戦へ

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 ヤクルト本社の2026年3月期第1四半期決算が公表された。売上高は前年同期比4.9%減の1166億円で、営業利益は32.2%減の109億円。通期売上高予想も前回発表の5060億円から4950億円に下方修正した。国内は競合商品の台頭や物価高の影響で販売が5%落ち込み、米大陸でも関税による購買意欲の低下などで売り上げが8%減少した。アジア地域では販売が伸び悩んだ。25年3月期の全社売上高は前期比0.7%減の4997億円で、前年以降、減収傾向が続いている。

 同社の売上高は16年3月期から22年3月期までの間、4000億円前後を推移し、伸び悩んでいたが、24年3月期に5000億円を超え、翌25年3月期も同水準を維持した。停滞を打破したのが19年の機能性表示食品「Yakult1000」発売だ。当初はヤクルトレディによる訪問販売で展開していたが、21年秋から店頭販売を始めた。1本中に乳酸菌シロタ株が1000億個含まれ、「ストレス低減」や「睡眠の質改善」の効果があると同社は主張する。

「慢性的な睡眠不足に悩む人が多い中、『睡眠の質改善』という言葉が消費者に刺さった。マツコ・デラックスさんら芸能人がテレビで発言し、SNSを通じて急速に広まった。従来のヤクルトは胃腸に効くイメージが強く、新たな効能を訴求できた」(広告業関係者)

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