横浜・村田監督が明かす“2年生新怪物右腕”との邂逅「慶応に負けていなかったら出会えていなかった」

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 運命的な出会いが名門校の大きな原動力になっている。

 17日の津田学園(三重)戦で5安打完封勝利を挙げた最速152キロ右腕の横浜織田翔希(2年)。初戦の敦賀気比(福井)戦に続く2度目の完封劇で17年ぶりのベスト8進出に貢献した。

 この2年生エースに絶大な信頼を寄せているのが村田浩明監督(39)だ。同監督は試合後、織田が2日前に胃腸炎を患い、前日練習を休んでいたことを明かしたうえで、「(織田が)『大丈夫です。信じてください』と言った。信じることしかできないから、織田に託しました」と明かした。

 在京球団スカウトがこう言う。

「今秋のドラフトでも最初の12人に入ってもおかしくない。2年ながら最速152キロの直球に、チェンジアップ。球速差は、最大で約40キロ。緩急が使えるうえに、スライダー、カットボール、カーブと球種も多彩。低めへのコントロールもいいですからね。卒業するまでケガなく過ごしてほしい」

 2年夏に152キロ以上を投げたのは、2013年の済美・安楽(155キロ)、昨年の健大高崎・石垣(153キロ)に次いで3人目。1998年に春夏連覇を果たした松坂大輔(当時3年)以来の新怪物候補である。

 いくら全国から好素材が集う横浜とはいえ、ここまでの“超逸材”をどうやって発掘したのか。

 織田は中学時代、目立った存在ではなかった。福岡・北九州市出身で、小学1年から野球を始め、3年時に投手に。公立の足立中では軟式野球部に所属していた。

 2年前、夏の神奈川大会決勝で慶応に敗れ、失意にあった村田監督が日体大時代の先輩から薦められて福岡を訪れ、中3時の織田のプレーを視察したことで、横浜への入学が決まった。

「慶応戦で負けていなかったら、織田には出会えていませんでした」

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