歌舞伎座デビューは大盛況 市川中車“一目置かれる存在”に

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 現代劇俳優の香川照之から「歌舞伎役者・市川中車」を襲名して2年。歌舞伎座デビューとなった「七月大歌舞伎」は大盛況のうちに29日の千秋楽を迎えることになりそうだ。

 坂東玉三郎率いる市川海老蔵、市川右近といった若手中堅が中心の一座は連日のように“満員御礼”を記録。「週末には数十人単位で立ち見が出た。その中には中車目当ての人も少なくなかった」(松竹関係者)というから、うれしい悲鳴である。

 1971年から2003年まで父の市川猿翁が座頭をつとめた歌舞伎座の7月興行。中車は一般紙のインタビューで「プレッシャーを感じる」と心境を吐露していたが、昼夜にわたって舞台に立ち、大車輪の活躍ぶりをみせている。

 演技の評価も上々で、「歌舞伎役者独特の立ち居振る舞いやセリフの緩急には課題が残るものの、観客の目をひく存在感を発揮している。夜の『修禅寺物語』では新歌舞伎の大役・夜叉王も自分なりに咀嚼し、役になりきり、まだまだ粗削りですが、中車スタイルを確立しつつある」(演劇ライター)。

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