逆効果だった“LINE府議”…坊主頭に注がれる冷たい視線

公開日: 更新日:

 坊主頭――。最近、目立った“坊主頭”といえば、山本景大阪府議。女子中学生相手にLINEでブチ切れしたやりとりを公表され、頭を丸めて謝罪会見に臨んだ。昔から続く謝罪のシルシのはずが、“丸坊主効果”はイマイチ。一方で、ファッションのひとつとしてバリカンを入れる若者も増えている。坊主頭が他人に与える印象はプラスかマイナスか探った。

■本来は謝罪効果あり

「彼の会見をテレビで見ましたが、あまりにお粗末。意図が透けて見えて品の悪さを感じました。謝罪の意味では逆効果だったと思います。本来、日本では『頭を丸める』はイコール『心から謝罪する』イメージがあり悪いものではないはず。なのに坊主にするというパフォーマンスばかりが先走りして、底が割れる演出をしてしまったのではないでしょうか」

 こう言うのは、「人は見た目が9割」の著者で宝塚大教授の竹内一郎氏だ。たしかに、あの言い訳がましい会見は褒められたものではなかった。不祥事を反省して坊主になったら、まずは黙って頭を下げる。これだけで“申し訳ない”気持ちは相手に伝わる。LINE府議もその方がマシだったに違いない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」