刑事告発でもスットボケ 号泣県議を待ち受ける“赤貧生活”

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 いよいよ塀の向こうに落ちるのか。
 「号泣県議」こと、野々村竜太郎氏(47)が11日、辞職願を兵庫県議会に提出し、受理された。県議会各派は同日、野々村を虚偽公文書作成・同行使容疑で県警に刑事告発。県警は野々村氏を事情聴取するなど捜査を本格化するとみられる。

 県議会の松本隆弘副議長によると、野々村氏は3年間で使った政務活動費計1834万円の全額返還を書面で申し出る一方、疑惑の“日帰り出張”については「記憶にない」と最後までトボケたという。やましいと自覚しているから全額返還を申し出たはずなのに、詳細については口を閉ざしたままなんて反省ゼロだ。

■資産3万5000円

 ところで、6月30日に公開された兵庫県議の所得・資産をみると、野々村氏の昨年の所得は議員報酬の1145万円だけ。資産は情報通信の「日本アジアグループ」株を72株保有しているが、時価換算は3万5000円に過ぎない。
 セコイ手でせっせと公金を懐に入れていた疑いのある男だ。2000万円近いカネを本当に返せるのか。

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