ASKA事件 “売人”の公判で注目される芸能界薬物ルート

公開日: 更新日:

 執行猶予付きの有罪判決が確定した歌手のASKA(本名・宮崎重明)に合成麻薬MDMAを販売したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕・起訴された、指定暴力団住吉会系組幹部の安成貴彦被告と、ASKAの知人で無職の柳生雅由被告の公判が21日に東京地裁で開かれる。

「2人の公判がまとめて開かれることになり、2人が一緒に出廷する。そうしたのは、おそらく、弁護士を通じて“口裏合わせ”するのを防ぐため。2人を逮捕した警視庁組対5課は徹底的に芸能界の薬物汚染ルートを根絶する意気込みです。通称『新宿の薬局』と呼ばれた安成被告が所属する組の大々的な家宅捜索も行われました」(社会部記者)

 くしくも、同じ日にはASKAの愛人で、9日に保釈された栩内香澄美被告の公判も開かれるが、この2つの公判の行方に芸能界は戦々恐々のようだ。

「『新宿の薬局』から購入していた芸能人の多くは『絶対に“薬局”がパクられることはない』と聞いて安心しきっていた。ところが、思わぬ展開になり、組事務所から押収された資料が徹底的に洗われている。そのうち、事情聴取を受ける芸能人も出てくるだろう」(週刊誌記者)

 公判で芸能界の薬物汚染の実情がどこまで明らかになるのか注目だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで