ジョニー大倉さんが肺炎のため死去 肺がん闘病中、62歳
歌手でタレントのジョニー大倉さん(本名・大倉洋一)が、19日午後5時56分、肺炎のため入院先の都内の病院で亡くなった。62歳だった。27日、所属事務所が公式サイトで発表した。故人の遺志で葬儀は親族のみで行う予定で、後日、お別れ会を開くという。
1952年神奈川県出身。72年に矢沢永吉らとロックグループ「キャロル」を結成。ボーカルとギターを担当、「ファンキー・モンキー・ベイビー」「ルイジアンナ」などのヒット曲を飛ばした。75年に解散後はソロ活動のかたわら、「遠雷」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、多くの映画やテレビドラマでも個性派俳優として活躍した。
昨年2月に肺がんで余命2週間であることを宣告され、公表した。放射線治療で髪の毛が抜けた姿を一部マスコミに公開。壮絶な闘病生活を続けた。病を乗り越えて今年4月には都内で1年ぶりに“奇跡のライブ”を行うなど、復帰に意欲を見せていた。8月に体調を崩して再入院し、ついに帰らぬ人となった。