著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

全米オープン日本勢惨敗で考えた一流の境地…今のままでは舞台に恐れおののき、完敗するだけ

公開日: 更新日:

 全米オープン開催コースの中でも、最も難しいと定評のあるペンシルベニア州のオークモントCC(パー70)で行われた今年の大会。近年は優勝スコアが6アンダー以上だったが、今回は1アンダーで終わった。220を超える無数のバンカー、足首まですっぽり隠れる強くて粘りのある深いラフやブッシュ、大蛇のように曲がりくねった、狭く、起伏のあるフェアウエー。ホールによっては、速さが15フィートにも達するポアナ芝のグリーンは硬く、選手の予測を超えたモンスターコースがスコアを抑えた。

 サバイバルゲームを制したのはダークホースのJ・J・スポーン(34・米国)。最終日は首位から1打差の3アンダー2位からスタートし、アウトは40。普通ならズルズル後退するはずだが、表情ひとつ変えず、インは32と巻き返し通算1アンダーと、ただ一人のアンダーパーで奇跡的な逆転優勝を遂げた。

 5人の日本勢は米ツアーメンバーの松山英樹だけが決勝へ進出し、通算12オーバー42位タイ。他の4人は予選2日間のみで、香妻陣一朗通算9オーバー、金谷拓実10オーバー、河本力12オーバー、杉浦悠太20オーバーと手も足も出なかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?