藤川阪神「外野両翼固定」の波紋…憂き目に遭った前川右京の扱いにチーム内外から疑問の声

公開日: 更新日:

「これ以外考えていない。全く考えていないです」

 阪神の藤川監督(44)がキッパリと言い切った。

 27日にリーグ戦が再開するにあたり、「迷わせない指針は必要」と佐藤輝(26)を右翼、森下(24)を左翼で継続して起用することを明言。三塁は、ヘルナンデス(29)や糸原(32)らでやりくりするつもりのようだ。

 もともと外野手だった森下はともかく、佐藤輝は前任の岡田監督時代は三塁で固定されていた。突然の守備位置変更による負担も懸念されたが、交流戦終了時点で外野で25試合に出場して失策はゼロ。むしろ三塁守備よりも安定感があり、足と肩を生かした守備の評価も悪くない。藤川監督も外野の方がより打撃に集中できると踏んでいるのかもしれない。

 そんな中、今回の佐藤輝の右翼固定によってワリを食うのが、外野の控え組だ。

 佐藤輝と森下に加え、中堅には不動のレギュラーである近本(30)が君臨。誰かがケガでもしない限り、他の選手が外野の3ポジションに入る余地はないに等しい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし