著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「勉強」や「練習」は誰かと一緒にやる方が脳の活動が良くなる

公開日: 更新日:

 勉強や練習は、1人で黙々とやるより、友達と一緒にやる方が好き。そんな方は少なくないのではないでしょうか? 実は、このアプローチが有効的であることを示す、北京大学のファンらの研究(2023年)が存在します。

 ファンらは、1人で学習するのと、他の誰かとペアになって一緒に学習するのとで、物の見え方を学習する能力(視覚知覚学習)に違いが出るかどうかを調べました。

 実験では、被験者に“線の向きが少しだけ変わるのを見分ける”という視覚知覚学習の一種をしてもらい、「1人で学習するグループ」(15人)と「ペアで学習するグループ」(2人×15のペア)に分け、傾向を調べたといいます。1人で課題をすれば、その正解・不正解は自分だけしか知りません。しかし、2人組になって課題をすれば、自分だけでなく、ペアの相手が正解したかどうかも知ることができます。

 その結果、後者の方がより早く課題をクリアすることができ、最終的な上達度も大きいことが分かったといいます。つまり、誰かと一緒に学習することで、より効率的に、より大きく能力が伸びることが示唆されたのです。

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