DeNAはバウアー中4日登板いったん封印も…フロント首脳陣は“高すぎるプライド”を操縦しきれるか

公開日: 更新日:

 当然の判断だろう。

 DeNAがバウアー(34)の中4日登板をしばらく封印する方針だというのだ。

 この助っ人右腕は今季、14試合で4勝6敗、防御率3.88。6試合で中4日登板するなどフル回転してきたが、前回登板の22日のロッテ戦では2回途中7失点でKOされるなど、精彩を欠いた。メジャーでサイ・ヤング賞を獲得した実績はもちろん、年俸9億円の超大物だけに、フロントや首脳陣は本人の意向をくんだ上で、登板スケジュールを組んでいた。ここまで14試合の先発登板は12球団トップで、95投球回も広島の森下から1イニング差の2位と、フル回転を見せている。

 一方、バウアーが中4~5日で投げることで、他の先発投手の登板間隔は不規則になっているのも確かだ。雨天中止も重なり、大貫(31)のようにローテを飛ばされるケースも。それでバウアーが大活躍していればともかく、他の投手へのマイナス影響を考慮すれば、バウアーに涙をのんでもらう必要があるのは明らかだ。

 とはいえ、人一倍プライドが高いバウアーのことだ。今回はローテ変更を受け入れたとしても、今後似たような状況に直面した際に、再びそれを受け入れるかどうかは不透明だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし